ニューヨークで物乞いをする人たち。

ニューヨークにいる。

ニューヨークは自分にとってとても不思議な感覚をもたらしてくれる街で、日々いろんなことを感じる。

そのうちの一つが、ホームレスの人たち。

ニューヨークには、路上で物やお金をいただこうとしている人がかなりたくさんいる。

最初は、この煌びやかな街の、また違った一面、といったものの見方をしていたのだけど、今は全然違った風に見える。

街を歩く人たちは、見ている限りでも結構高い頻度で物乞いをしている人たちに何かを渡している。

立ち止まって、話しかけ、財布を開いたり、持っている食べ物をシェアしたりする。

そして相手も本当に心から感謝をして受け取って、そしてその場が終わる。

そこには憐れみとか同情よりも、感謝とか慈しみとか、そういうものがある。

それを見てると、なんだか路上でそういうことをすることが、ネガティブなことじゃないように思えてくる。物乞いをしている人たちは、奉仕の機会を誰に対してもオープンに提供しているように見える。

ふっと、日本で同じことが起こるかな?と思った。おそらくなかなかこうはいかないのではないか、と思った。

それは経済的な問題や文化的な問題ではなく、もしかしたら思いやりの問題なんじゃないか。

ニューヨークにいて、日本のそんな部分を感じると、いつも胸がクっとなる。

思いやりが溢れる国でありたい。そんなことを想う。