うたったときのはなし

人前で歌ったときのはなし。

実際に人前で歌うとパワーを行使したい感じがめっちゃ出てくるなって思った。

ありゃだめだ!

とにかくまず音量ぉぉぉおお!っつって。相手に届かないと意味ないからって。がぁーって!

そんであとは”それらしい”か。でかっこよさそうで〜・・・

意味ねえ〜〜

それ、意味ねえ〜〜〜

「俺を見ろ!」感満載だ。それじゃだめだよ。

ってなったときに、前にともだちに「俺はここだー!」みたいな歌い方をするねって言われたことがあるのを思い出した。

でもそんなの誰も見たくないから、それはやめて。

もっと歌うことに集中してみる。

悪くない。けど、そんなことがしたかったわけでもないだろう、と思って

ちゃうちゃう、愛をばーっと感じてみるんだ。と思った。

それまでの歌い方を全部やめて、ただそれだけに意識を集中してみた。

そしたら黒人のおばちゃんが立ち止まってくれた。

少し遠くだったけど、聞いてくれてるのがわかった。つながってる感じっていうか。

途中、2番の歌詞を忘れて我に返るところまではとてもよく、1曲終わったところでおばちゃんは立ち去っていった。

あれこそが一番の成功だったと思う。