俺は、決めることが苦手だ。

なんだろう、なんかものすごい大層なことをしているような、やり直しが効かないような、後戻りができないような、そんな感覚がある。実際のところは、もちろんそんなことはないのだけど俺の中のフィルターがそうさせているところがある。

昨日、作家の本田健さんがラジオで、

「時間が足りないといっている人は、決断するのに時間をかけすぎているからなんですよね。だから時間を圧縮するために、さっさと決めて行動してしまったらいいんです」ということを言っていて、むむむ、と思った。

俺はそれまで、決めるのが下手だったから、ソースという本の『決断のウソ』という章がとても好きだった。つまりピンとくるまで先延ばししといたほうがいい。なぜならその決めていない間に必要な情報を処理してるからだ。という一説で、支えられている感じがして、そうだそうだと言っていたのだ。でも大好きな本田健さんがさきほどのようなことを言っていて、ちょっととまどった。

俺には、決めていないでいることがいくつかある。

ニューヨークに行く、と最初はむしろ年始に出るつもりだった。なのに、ずるずると時間がすぎてしまっていて、もう中旬にきてしまった。orz なんか、「歌や踊りを探究したい」という感覚と、「もっと新しい環境に自分をおきたい」という感じが相まって、というかなんかなんだろう、もっと漠然と行ったほうがよさそう、という感覚的なものがあった。

でも、「ニューヨーク行けばいいってもんじゃないからなあ」とか「長く滞在してて、滞在費がなあ」とか余計なことをうだうだと考えているうちに『まだ行くタイミングじゃないんだな』なんて思って、こんなところまできてしまった。

で、もうちょっと後悔し始めている。インスピレーションというのは、やっぱり腐っていくものなんだなと思う。腐っていくというと言葉が強いのだけど、鮮度があるなと思う。その鮮度が高いうちに行動できるというのはとっても良いことなんだなあと今となってはとても思う。

ニューヨークでは、せっかく行くんだからただ行くだけじゃなくて何かチャレンジをしたいなと思った。詳しいことは何もわかってないし、何がしたいとかないんだけど、どうせなら。という気持ちだけがあった。とは言っても何って出てこねーしなぁとか思ってたけど、チャレンジするなら時間があったほうがいいに決まってるじゃないか、と思ってまた落ち込んだ。

それと決められてないことがもう一つ。

自分には、この人と一緒にずっといるだろうな、と思う人がいる。俺はすでに一度離婚しているわけなんだけど、それとは別の話である。

と、書き始めて手が止まってしまった。

離婚したことのダメージ(当然まだある)よりも、その人のことを思っていろいろ手が止まる。なんというか、言葉で言い表せない感じがたくさんあって、でも俺も素直でないというか、器用でないのでうまくそういうことが伝えられず、うやむやにしてしまっていることが自分の中にたくさんある。そこに関してもある種決断ができていないなあと思っている。欲としていろんな女性ともっと触れ合いたいなという気持ちも当然あるし、そういうことでもう相手を傷つけたくないな、という思いもある、なんて。。まぁつまりさっきのニューヨークのやつと同じ、言い訳みたいな感じに近いホニャララが、まあいろいろある。

決めないでいて、結局自分が困ることはないけれど(何も起きないだけで)、インスピレーションの鮮度は落ちていくし、パートナーシップであれば、相手の状況はコントロールできない分、簡単に言えばチャンスを逃す、なんてことは多々ある。そして、今朝そのことを改めて感じて、そわそわしている。俺はこれでいいのか、と思っている。

思っているのだ。

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